人が食べてはいけないペットフード

ペットフードを食べる

それは不可能ではありませんがあまりお勧めできません。

栄養のバランスを考えられているペットフードは、可愛いペットのためのお食事 ですが人間が食べてもおいしくはありません。 私達に有害な物質が入っているわけではないので非常食としては使えないことも なさそうな気はしますが、人間好みの味付けではないからです。 生物が活動するのに必要なエネルギーの補給をするのに優れることは認めざるを 得ませんが、食べる対象によっても原材料が違いますし人間用に開発されたペット フードならともかく、亀用のペットフードはあなたや私が食べるための物では ないことは理解できるでしょう。 亀よりも人間に近そうな犬用のドッグフードやネコ用のキャットフードの方が まだ受け入れやすそうですが、それでも私達の食卓に上がることは滅多に無く、 気にはなっていても口にすることを拒む人も多いはずです。 食べてみようかな、と時には箸を伸ばしたくもなりますが「でもこれチャーハン の方がおいしそうだしカリカリしてて箸では掴みにくそうだな」とすぐに右手に 持ったお箸を引っ込めることになります。 ハムスターやインコ用のペットフードだと食べようと手を出すこともありませんが、 ドッグフード程度なら興味を持つ人は少なくありません。 しかしその先に進む人は全体の数%で、先進国ではほとんどの人間がペットフード に触れたことがあるにも関わらず口にした経験を持ちません。 私達の身体には良くないのではないか、パッケージにコンソメ味とか辛口とか 書いてないし味がついていないのではないか、そもそも材料がなんなのかわからない けど人骨とかじゃないよね?と不安になる部分もあるからです。 ペットフードの原料は何種類もありますが、犬用やネコ用だと穀類、デンプン類、 乳類、果実類、油脂類、卵類、野菜類、種実類、アミノ酸類、豆類、ビタミン類、 魚介類、肉類、きのこ類、藻類、ミネラル類、糟糠類などが含まれており、基本的 に人体にも必要な栄養素を摂取できることができます。 しかしフライパンで調理したり炭火で焼いたりはせず、また調味料を使っておいしさ を追求することもないので味の方はさっぱりです。 私は食べたことが無いので推測になってしまいますが、おそらく炊き立てのゴハン にふりかけをかけた物のほうがおいしいのではないかと思います。 そこそこ栄養はありそうだけれど味付けはいまいちなので人間向きではない、 ペットフードを食べたことのある人もそんなことを言っていた気がします。 なのでマヨネーズをかけたり塩コショウで炒めれば食べやすくなるかもしれません が、そこまでしなければ食べられないのなら食べなくてもよさそうです。 だいたい人間用に開発された食べ物ではなく、飼育するペットの健康維持のため に生まれたのがペットフードだからそれでいいでしょう。 放し飼いにしているのでなければ飼い主が餌を与えなければ生きてはいけないので 毎日何回か人間が食べ物を補給しますが、その餌を適当に選んでいたらペットは 衰弱してしまうかもしれません。 ご主人様の大好物は枝豆だからとペットにもそれを与え続けていては栄養失調に なりそうですし、飼い主がタイヤキしか食べないからとペットのネコにもそれを 与えても食べてくれないかもしれません。 タイならネコも喜んで食べそうですがタイヤキの方が調達しやすいし、ペットの ためにタイ釣りを定期的に行うのも骨が折れます。 ペットのお食事を栄養のバランスを考えて毎日用意するのはタイヘンなことですし、 間違えて変な物を食べさせても良くないのでペットフードは重宝します。 こうした使い方が正しく、人間が興味本位で口にしてはいけないのですがたまに 魔が差して食べてしまったり、酔っ払って食べることはありそうです。 でも決して人のために作られた食べ物ではないので、献立のメニューに加えたり 暗闇の中お鍋に放り込んではいけません。