人が食べてはいけないペットフード

ペットの種別

万能のペットフードはないので飼育している種類に合わせて選びましょう。

自分が飼っているペットによって選ぶべき製品は変わります。 ペットの飼育を始めたからと適当に一番素敵なパッケージの物を選んで購入 しても、それをおいしく食べてもらえるかはわかりません。 うさぎの飼育を始めたのにドッグフードやキャットフードを両手に抱えきれない ほど買って来てお皿に載せて差し出しても、うさぎは困惑してしまいます。 もし食べたとしてもうさぎに必要な栄養がそこから摂取できるとはならず、あまり 良い食べ物ではないことになるでしょう。 それぞれの動物用に開発されているペットフードは、対象外の生物にとっては 好ましい食料品ではないのです。 熱帯魚の餌をカナリアに食べさせようとしたって見向きもしないでしょうし、 セキセンインコの餌を水槽で優雅に泳ぐグッピーに与えても逃げるだけです。 ペットに選ばれる動物にはイヌやネコが多いですが、哺乳類だとチンチラや フェレット、スカンク、モモンガといった小動物系も人気が高く、ミドリガメや スッポン、アナコンダやヤモリのような爬虫類もマニアには好まれています。 デメキンやランチュウのような金魚も手軽に飼育できるので1人暮らし暦の 長い人からの需要は高いですし、水槽に熱帯魚を放し飼いすることに生き甲斐を 感じる男性もマンションには多いそうです。 このようにペットになりうる生物の種類は数多くあるのですが、全てに共通する 万能の餌はこの世には存在しません。 飼育するペットによって与えるために購入したり準備する餌は違うのです。 どうやって選べばいいのか、それはとっても簡単なことでパッケージを見れば ほぼ100%解決するとは思いますが、自分が飼っているペット用であるかを 確認すればいいだけのことです。 ペットショップで餌を探す場合、小動物用とか鳥用、観賞魚用といった具合に 大きくわけられているでしょうから、まずはそこから向かうべきコーナーを見つけ ることになるでしょうが、ここで躓きそうなら店員さんに尋ねましょう。 「オカメという小さな動物を飼っているのですが、鳥用のコーナーへ向かえばいい のか小動物のコーナーへ進めばいいのか迷っています、ぜひ助言を頂きたい」 と困った表情で声をかければ、「オカメは鳥ですよ」と親切に教えてもらえます。 優しさに溢れているスタッフなら「餌をお探しならこちらです、ついて来てね」 と売り場まで案内してくれるかもしれません。 そんな感じでおおまかに分類された餌売り場に到着したら、さらに正確に自分の 飼育しているペットの種別に合った餌を探します。 オカメ用の餌ならパッケージにオカメのイラストが描かれていたり、写真が載って いるので簡単に見つけることができるはずです。 念のため用途にオカメの餌であることがどこかに記載されているのを確認して、 間違いなければそれを購入すればオッケーです。 鳥用の餌にもインコや文鳥のように小鳥向けの餌もあば、チャボや九官鳥、鶏 のような大型の鳥の餌が市販されています。 ですので「鳥の餌が欲しいけどどれもきっと同じようなものだよね、一番容量が 大きい袋のやつが割安な気がするからそれを選ぼう」と飼育している鳥の種別を 無視して餌選びをしたら、一切口にしてもらえず廃棄処分するしかないかもです。 もし啄ばんでもらえても動物の種類によって必要な栄養は違ってきますし、それぞれ に合った餌でなければ最大の効果は発揮されません。 似たような種族の動物でももし専用の餌が用意されていたら、それを優先して選択 するのが最良になるのでそこで妥協はしないようにしましょう。 ただしレアなペットを飼育していて餌が市販されていない場合は、ショップの店員 さんに相談して食べてもらえそうな餌を探す方法になるケースもあります。