ペットフードの目的
主食として、食料品としてのペットフードが主力でしょう。
近所のコンビニで販売されているようなペットフードは毎日食べさせる主食の 地位を与えられるような製品ですが、それ以外の用途でも市販されているペット フードは多くあります。 主食になる総合栄養食のペットフードは、可愛いペットに毎朝や毎晩のお食事に 提供されるタイプで人間の食料に例えるなら白米とお味噌汁のような位置になる のではないかと思われますが、よく考えたらお味噌汁を飲むのは日本人だけなので 「人間で例えると」ではなく「日本人で例えると」になるかもしれません。 欧米人だとハンバーガーとポテトが主食ですし、インド人はカレーが主食になる のでやはり人間でくくるのは間違いでしょう。 ともかく総合栄養食に区分されるペットフードは、これだけ食べていれば問題は ないとされるほど栄養のバランスがとれているので、健康に気を使う飼い主さんが 頼りやすいフードになります。 あとは水分補給さえしてあげれば病気や不慮の事故が起こらない限り、衰弱して 発育不良になることもありません。 総合栄養食と記載されている商品はペットの種類と、あとは年齢というか成長段階 という項目で対象がわかるようになっており、その範囲内のペットに安心して 与えられるよういくつかの決まりごともあります。 「総合栄養食」とは宣伝文句によさそうなフレーズですが、勝手に使ってもいい 言葉ではなく試験に合格した商品であることの証明にもなっています。 ペットフード公正取引協議会による試験をクリアすることで総合栄養食を名乗る ことが可能になる、いわばお墨付きということです。 何十万円もの金銭を支払って手に入れた大切なペットに毎日食べさせるお食事 ですから、それくらい厳重な品質管理をしていなければ困るのでしょうか。 またペットフードには主食以外のおやつがあることを先ほど説明しましたが、 もう少し詳しく解説をさせてもらいます。 総合栄養食には分類されませんしそちらを与えていれば不必要かもしれませんが、 間食はペットも大好きです。 使い方は主食と同時に与えるのではなく、良い行いをした時など限定的に与える ご褒美の役割がメインになります。 パッケージにはおやつ、スナック、トリーツなどの単語が大きく表示されている でしょうから、総合栄養食と間違えて購入してしまうことはないでしょう。 間食なので主食以上に食べさせるのは厳禁で、1日に必要なエネルギー所要量の 15%を越えての摂取は控えるべきです。 こっちの方が喜ぶからとおやつばかりを与えては、主食の総合栄養食をあまり おいしそうに食べなくなってしまいますし、栄養のバランスが悪くなってしまう 可能性も生まれてくるかもしれません。 あくまで補助的な間食ということを忘れず、ペットの喜ぶ顔が見たくてもほどほど の頻度で食べさせるようにして下さい。 唐揚げが好きでそれしか食べない、ライスもサラダも口にせず毎食唐揚げしか 受け付けない、なんて子供がいたら確実に栄養が偏って発育不良になりますし、 肥満児になる可能性もかなり高そうです。 ペットも同じことで、一応エネルギーや栄養を摂取できるからと間食だけを食べ させ続けたらそのうち病気になってしまいます。 間食に分類されるペットフードを主食にすることはタブー、用途を間違えないよう にして正しく躾をしましょう。 ペットショップで販売されているフードは大別してこの2種類ですので、飼育して いるペトの種類や与える目的に合わせて商品選びをしましょう。 もしも分からないことがあったらスタッフを手招きして呼び寄せれば、疑問点を 解決する手助けをしてくれます。